-- ごあいさつ ------------------------------------------
全国簡易水道協議会
会長 堀 次郎 (北海道・佐呂間町長)

  全国簡易水道協議会は、 昭和30年、 「国民皆水道の早期実現」 を目標として創立以来、 水道未普及地域の早期解消をはじめ、 水道施設の近代化・効率化、 水道事業経営の強化・健全化等の事業活動に積極的に取り組んでおります。
 近年、 わが国の水道は、 年々その施設整備が進められ、 着実な進展を見ており、 水道普及率も今日では、 97.3%という高い普及率を達成しておりますが、今なお、未普及地域が多く、344万人にも及ぶ国民が水道の無い生活を余儀なくされております。

 これら地域住民の健康と安全のため水道の早期普及はもとより、既存施設は老朽化が著しく、施設の改良、更新が必要でありますが、財政基盤の弱い簡易水道事業では、その財源の確保も極めて困難な状況にあります。さらに、クリプトスポリジウムなど感染性微生物や有害化学物質などによる水源汚染問題、いつ起こるともしれない地震等災害、渇水への対応という解決しなければならない課題が山積いたしております。さらに、今日の水道事業を取り巻く環境は、これらの諸問題のほかに地方分権や行財政改革の推進、水道法の改正などにより水道事業者の自己責任による裁量で効率的な経営や維持管理が求められるなど、大きな転換期を迎えており、安全な水道水を安定的に供給するためには、これらの諸問題を早急に解決する必要があり、これらに適切に対応するため本協議会の果たす役割は大きくなっております。
 幸い、 簡易水道は、 農山漁村の社会資本として最重要かつ必要不可欠の生活基盤施設であるとの認識が年々に高まり、 本協議会の活動が高く評価されているものと感謝している次第です。

 一方、本協議会は、 会員各位からの 「水道事業を実施するに当たり、 限り有る財政の中で適切な水道資機材をはじめ参考になる各種情報が欲しい」 等の要望により、 わが国唯一の水道資機材常設展示場として 『全国市町村水道機材センター』 を昭和40年に開設、 平成10年には全国町村会館の改築に伴いリニューアルを行うなど、 水道資機材全般が良くわかるセンターとして、 水道製品の室内展示をはじめ水道技術に関するビデオライブラリーの併設等各種の工夫をこらし、 より理解し易い展示に努めており、会員並びに関係各位から絶大なる期待と信頼を寄せられ運営いたしております。

  「国民生活を守る安心な水道づくり」 のために、 全国の水道関係者が水道施設の建設や適切な維持管理など水道事業の運営に当たって、 優良水道資機材の選択をはじめ 水道に関する情報発信基地 としての当水道機材センターを十二分にご活用されるよう願っております。

 会員はもとより、 関係各位におかれましては、 本協議会事務所・水道機材センターへお気軽にお立ち寄りいただき、 情報の交換・交流の場としていただければ、 本協議会の活動も一層充実するものと考えております。
 今後ともご支援、 ご協力を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

平成20年8月